深夜アニメ「バビロン」を最後まで見た。
10月スタートの作品なのだが、8話以降が大幅にずれこんで
昨日12話が放送された。
最初はサイコミステリーみたいに始まったのだが、後半から
なぜか舞台が米国になり、善悪とは何か、という抽象的なことが
テーマになっていった。
そして最後はまったく分からないまま終わってしまった。
原作の小説を書いた人は「正解するカド」の失敗を繰り返した
ように思える。
私には曲世愛が何をしたかったのか、さっぱり理解できなかった。
ささやくだけで人を自殺させる力を持つ変幻自在の女、という
惨殺しなければならなかったのか、アニメを見ているだけでは
分からなかった。私の理解力が足りなかったのかもしれないが。
彼女は「悪」を体現したキャラクターなのかもしれない。
だったら齋開化は最初から必要なかったのでは、とも思える。
自殺法を提言するだけの役割だったから、終盤はほぼ登場しな
かったのだろう。
そして主人公と対決し、おそらく勝った。Cパートでは田舎の
バス停で少年に不敵な笑みを見せる。
あれ、自殺法は結局どうなった? 彼女は何が目的だった?
私の頭ではよく分からない。
アニメ評論家の方は、ぜひ解説してほしい。