先日、アニメ「魔法科高校の劣等生」の再放送を見た。
そのなかで、一科生と二科生の差別の問題が提起されるのだが、
主人公はそれを本人の努力の問題にすり替えている。
本人の努力でどうにもならないことで不当な扱いを受けるのが
差別なのだが、こういう詭弁を弄するのは新自由主義を信奉して
いるからだろう。
作品自体は面白いし、何より主人公のオーバースペックぶりが
「お兄様」と揶揄されてもはやギャグに近くなっているので、
あまり作者の思想は問題になっていない。
けれども、アニメ化されるぐらいヒットしているのだから、
その思想に共感する読者もたくさんいるのだろう。
作中で、平等を訴える背後には大国が暗躍している、とする
陰謀論を展開させ、実際に陰謀だとする物語にしている。
そのあたりもネトウヨっぽい。
このアニメはロシアや中国ではどのくらい人気があるの
だろうか?