テレビ番組が、平成から令和になるとかで、年末年始みたいな

雰囲気になっていた。天の邪鬼なので、ほとんど見なかったが、

渋谷に大勢人がいるらしく、こんなにはしゃいだ改元は近代に

なって初めてではなかろうか。譲位を決意した天皇に感謝しな

ければならない。

 

自分が昭和から平成になったとき、何をしていたのか。

朝日新聞に連載している伊藤理佐のエッセイで、そのときに

何をしていたのか人に尋ねてみると、みんなしっかり記憶して

いると書いてあり、世間ではそれが多数派なのか、と思った。

 

私は当時大学生だったのだが、まったく記憶にない。

冬休みで帰省していて、実家で寝ていたのではなかろうか。

世間は自粛ムードだったので、はしゃいだ雰囲気はなく、

大喪の礼をぼんやりテレビで見ていた気がする。

 

というか、メモリアルな日のことをちゃんと記憶できる

人こそがリア充と呼ばれるのではないか。

 

ちなみに今日は夜中にクルマで出かけて、元帥ラーメンと

半チャンセットを食べた。中華料理屋では改元の雰囲気は

かけらもなかった。