*[本]ビロウな話で恐縮です日記

ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)

ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)

10年前のエッセイを読んでも面白いのがすごい。
が、やや荒れている。松苗あけみ表紙のエッセイに比べると、友達と
会ったり旅行したりする頻度が下がっているからだ。

おそらく執筆の仕事が忙しくなったり、同年代の友達が子育てとかで
スケジュールが合わなくなっているのではなかろうか。

私が気になっている「死国のYちゃん」も一度しか登場しなかった。
わざわざBUCK-TICKのライブを松山まで見に来たそうだが、どうせなら
松山を舞台に小説を書いてくれまいか、と思う。

もう一度パラパラと読み返してみると、友達と会ったり旅行したりは
しているのだ。でも、そこでのできごとをわりとさらっと流すように
なっているような気がする。忙しいからだろう。

そういえば、あれほど登場していた弟さんはどうなったのだろう。
就職して実家から出ていったというわけでもなさそうだが。
最近のエッセイ集を買ったので楽しみにしよう。