- 作者: 白石雅彦
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
が、手帳のメモとか日記の引用が多くて、思ったより読みづらかった。
ただ、未発表の脚本とかプロットなどが綿密に調べられており、セブンが
好きな人は、こんなことがあったのか、と驚くこと請け合いである。
そしてウルトラセブンのDVDをもう一度見たくなるだろう。
私の印象では、著者はどうもウルトラセブンをそれほど評価しておらず、
脚本へのダメ出しが多い。
あとがきでは円谷プロの最高傑作について書いてみたいとあるが、これは
おそらく「帰ってきたウルトラマン」のことだろう。
私は成田亨が抜けたウルトラシリーズは一枚落ちると思っているので、
セブンの後期からはデザインの面でイマイチという評価である。
そして地球防衛軍のトータルデザインではセブンが屈指の完成度を
誇ると考えている。
あと、帰ってきたウルトラマンは隊員どうしがギスギスしていて、
大人になってから見直しても嫌な感じがするので好きになれない。
こういうのはセブン原理主義とでも言うのだろうか。
↓
ウルトラセブンやファーストガンダムは、再放送で再評価された作品
である。私も夕方からの再放送を楽しみにしていた子供だった。
いまの子供たちは、スマホで製作時代に関係なくいろんな作品を
見ているのだろうか。
それでも、再放送が果たした役割は小さくはないと思うので、
ネットでもまとまった特集をやってほしい。