昨日行ったウルトラセブン展だが、入館料が700円だったのを考えると、がんばった
方なのではないかと思う。

ほとんどの展示品が再現品だったけれど、キリヤマ隊長やアマギ隊員が着ていた
本物の制服や、セブンのグローブとブーツなどが見られて良かった。
よく保存していたものだ。


それから、脚本や金城哲夫の直筆の原稿用紙も展示されていて、これも素晴らし
かった。
たぶん、500円出して音声ガイドを聴きながら見て回るともっとよかったのだろう。


唯一、写真撮影ができるスペースがあって、メトロン星人のちゃぶ台があった。
私ひとりだったので、気を利かせてくれた学芸員の方に撮影してもらった。


こういう温かい気遣いがうれしかったけれど、果たしてこの施設は黒字になる
のだろうかと心配になった。



西予市卯之町といえば、司馬遼太郎の「花神」でシーボルトの娘のイネが過ごした
土地である。


街を散策できる地図が無料でもらえたので、それを片手にぶらぶらしてみた。
よく観察しないと通り過ぎてしまいそうなほど狭い町並みだが、江戸時代の面影を
残す建物がいくつか保存されていて、「花神」を読んだことのある人ならきっと
楽しめると思う。

(写真は高野長英の隠家跡地)


ただ、町並みを保存したエリアから一歩外に出ると、衰退した地方の町が広がって
おり、言葉も無い。


少し山の方に上がったところに、大正時代に建てられた小学校を移築して米博物館に
した建物がある。
ここに109メートルの長い廊下があって、毎年1回この廊下の端から端まで雑巾がけを
してタイムを競うZ-1グランプリが開催されている。

ローカルニュースでは毎年たいていとりあげられるネタなので、愛媛県民なら名前
ぐらいは知っているはずである。



今回のドライブは iPod でドライブ用のプレイリストをかけながら運転した。
そのせいか、運転も楽しかったのだが、私の選曲は私だけが楽しいのだろうから、
もし同乗する人がいたら苦痛かもしれない。


昔、自分がクルマを運転できなかったころ、よく友達のクルマに乗せてもらったとき、
自分が持ってきたCDを次から次へとかけていたのだが、あれは悪いことをしたと反省
している。