前に読んだ「阿久悠松本隆」の中に、松田聖子の「風立ちぬ」というアルバムは
大滝詠一の「A Long Vacation」と表裏一体である、というようなことが書いてあった。


するとツタヤでレンタル落ちの「風立ちぬ」が500円で売っていたので早速買って
聴いてみた。

風立ちぬ

風立ちぬ

なるほど、A面にあたる前半は大滝詠一作曲・松本隆作詞で、サウンドがまるで
ロンバケだった。編曲のストリングスがもうそのまんまという感じ。


が、私がハマったのは財津和夫作曲の「白いパラソル」だった。
リリースされた時期に歌番組か何かで聴いたことはあったが、これほど名曲だった
とは知らなかった。


これは松田聖子をちゃんと聴いてみなければ、とレンタルでベスト盤を借りた。
「バイブル」というやつだ。

BIBLE

BIBLE

すげぇな松田聖子。初期から中期のシングルにハズレ無し。
が、「バイブル」にはシングル曲にいくつか漏れがあったので、別のベスト盤を
借りて補った。
たぶん多くの人が言っていると思うが、松田聖子のシングルで色の名前がついて
いるものは名作が多い。
青い珊瑚礁」「風は秋色」「白いパラソル」「赤いスイートピー」「小麦色の
マーメイド」「Rock'n Rouge」「ピンクのモーツァルト
いま聴いてもまったく色あせないのがすごい。


松本隆、、財津和夫大滝詠一松任谷由実細野晴臣というビッグネームが
寄ってたかって仕上げたアイドルなんて、もう出てこないのだろうなぁ。