倉敷なう。
山下達郎のライブを見てきました。


なぜ松山の人間が倉敷まで行ったかというと、ここしかチケットが当選
しなかったから。
特急で岡山まで3時間ほどだから、近いといえば近い。



今回のツアーは“Maniac Tour”と銘打たれ、定番のヒット曲は一切やらない、
という内容だった。


1曲目が「SPACE CRUSH」で、「ピンク・シャドウ」や「雨の女王」」なども
やったことから、アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』を意識して選曲して
いるのかな、と感じた。


個人的には「music book」と「pocket music」を聴けたのがすごくよかった。


ライブアルバム『JOY』が出てからもう何年になるか忘れてしまうほどに
なったが、そろそろ次のライブアルバムを出してほしい。
おそらく、それ用の音源を録音する意図もあったのだろう。


ただ、できればこの“Maniac Tour”のライブアルバムを出してくれたら
なぁ、と思う。それほどセットリストがよかった。


あと、裏テーマとして大滝詠一の追悼があったと思う。
間奏で様々なナイアガラナンバーを散りばめて唄っていたのを聴いて、
思わず涙ぐんだ人も多かったのではないか。


アンコールでは、「LET'S DANCE BABY」も「SPARKLE」も演奏してくれて、
お客さんもクラッカーを鳴らせて大満足。
フライングが多かったのはご愛嬌か。


今回は、なんだかいつものテレキャスターのギターの音に生々しい印象が
あって、ギターってフレットをがっつり押さえて、弦をガッシュガッシュ
引っ掻いて音を出す楽器なんだなぁ、と思った。


もちろん、いつものギターも力強いのだが、還暦を過ぎてもエネルギッシュな
演奏ができる山下達郎って、改めてすごいな、と。
素晴らしいライブを見ることができて、本当によかった。



MCでは、倉敷だけだったのか、ロビーでCDを販売していますよ、という
販売促進の話をしているとき、「もし、まだ、お持ちでなかったら」と
いう言葉をヤンキー風に言ったのが面白かった。


これは文字では表現できないのだが、敢えて言うなら矢沢永吉っぽい
感じとでも言えようか。
PA卓の人もバカ受けだった。


あと、倉敷市民会館椎名林檎がツアーの千秋楽で必ず使っている
らしく、「うちの奥さんと林檎ちゃんが仲がいいので、そう言って
ました」とご当地トーク(というか身内トーク?)も披露してくれた。



倉敷のあとは大阪フェスティバルホール2日間と、名古屋のライブハウスを
残すのみということで、ライブハウスに運良く当たった人が羨ましい。


次のツアーは、音楽活動40周年ということで、逆にヒット曲ばかりのセット
リストになるのかも。
モーニング娘。もやった“シングル大全集”だったら面白いかも。