Eテレで放送している「一声入魂!アニメ声優塾」を見ている。
夏休みに、声優に憧れる子供向けに放送しているようだ。
第3回の講師は千葉繁だった。
番組では「北斗の拳」の次回予告の人として登場していたが、私にとって
千葉繁は「うる星やつら」のメガネである。
原作にも一応登場していたとはいえ、アニメであそこまでキャラクターを
ふくらませたのは珍しく、今だったら批判の声も出るのではないか。
が、私はメガネのいないアニメ版「うる星やつら」は考えられない。
現在は音響監督をするほど偉くなっているが、声のポジション的には
永井一郎の跡目を継ぐ人ではないかと思っている。
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しかし、この「アニメ声優塾」という番組は、どうも声優スクールの
プロモーションではないかと思われるほど、妙にハードルが低い作りに
なっている。
声優スクールを出ても仕事がない人がほとんどなのが現実であり、そういう
部分を子供たちに語らないといけないのではないか。
もっとも、今の子供たちは「それが声優」なんかのアニメを見て、現実を
知っているとは思うのだが。
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あと、演劇の基礎訓練は、別に俳優を目指す人だけでなく、義務教育でも
教えたほうがいいのではないかと思う。
特に滑舌や声の通し方は、どんな職業に就いても役に立つだろう。
ダンスが必修科目になるのだったら、発声もやったらいいのに、と思う。