Boaz2014-10-14

BS日テレで放送していたアニメ「ばらかもん」が終わった。
地上波で見ていた人は、半月前に終わったので、今さらという話だが、
優れた作品だったので書いておきたい。


このアニメの何がよかったかといえば、琴石なる役の原涼子である。
しかるべき賞の助演女優賞をもらっていいくらいだ。
また彼女の声を聴きたいが、もし2期が製作されたとしても2年後ぐらい
だろうから、成長して声が変わっているかもしれない。


原作のマンガは読んでいないのだが、もし成長した琴石なるが描かれて
いたら買ってしまうかもしれない。



こうした、小学校に上がる前ぐらいの女の子のあどけない魅力は、
宮崎アニメで繰り返し表現されていたような気がする。


マンガで大ブレイクしたのは「よつばと!」だろう。


そういえば、「よつばと!」の類似作を見たことがない。
私が気がつかないだけで、たぶんたくさんあるのだろうけど、私が
知るぐらいにヒットした作品はない。


ロリとかエロなどの記号を表面上は排除して、子供の可愛い部分を
抽出する作業は、誰にでもできることではないのだろう。



しかし、こういう子供の可愛さを発見するということは、おそらく
少子化とリンクしているのだと思う。


子供は可愛いだけではないし、大人のコントロールが効かない存在
でもある。


社会がそれを許容しなくなっているのとパラレルに、フィクションの
世界で子供の可愛さだけが結晶化していると考えるのは、ちょっと
飛ばし過ぎか。