Boaz2015-08-07

うちは父方とも母方とも、ほぼ親戚付き合いがない。


一般的な家庭では、どのくらい親戚付き合いがあるものなのか。
よく、お年玉をくれる人の多さが問題になるが、核家族化と少子化が進んだ
平成では、どうなのだろう。


「親戚付き合い」でググると、かなりネガティブな話が多い。
多くの場合、結婚した相手の親戚が多くて困るとか、嫁としてどう接したら
正解なのかわからないし疲れる、みたいなことだ。


細田守の「サマーウォーズ」も、嫁の親戚付き合いに圧倒されたことが物語の
ヒントになっているようだが、ああいうのはレアなケースなのか。


それとも、田舎の方では当たり前の関係で、「一族」という単位がずっと
保持されているところが多いのか。



なぜ一族が集まるかといえば、おそらく本家があって、その家が地域の権力を
握っているからだろう。


そう考えると、サマーウォーズ的な親戚の集まりというのは、田舎の豪農とか
センセイと呼ばれる職業が本家である場合がほとんどなわけで、おそらく
全世帯の数%にすぎないのではないかと推測できる。


いや、うちの親戚はフツーの家庭ばかりだが、お盆や正月には集まって楽しく
やっているぞ、というところもあるだろう。
幸せな話である。


全員集合するのは、なにも良いときばかりではない。
相続で揉めるのも、親戚が多い一族だろう。


いや、先祖代々、相続の管理をしっかりとしている一族だけが、いまも一族と
して多くの親戚を集める力を保持しているのかもしれない。
そうしなかった一族は、バラバラになって力を失い、フツーの家庭に分散して
いったのだろう。