Boaz2015-08-06

テレビを見ていたら、TBSの「ニュース23」で綾瀬はるかが広島の市電に乗って
原爆投下の日のレポートをしていた。


また、モーニング娘。'15の鞘師里保も、今日のブログで広島の原爆投下のことに
触れていた。


二人とも広島県出身で、自分の意志で原爆について語っているので、私が文句を
言う筋はない。


穿った見方をすれば、綾瀬はるかには吉永小百合というロールモデルがあるので、
事務所もそういう路線を狙っているのかな、とも思うが、それは下衆の勘繰りと
いうやつだろう。
本人は真摯に仕事に取り組んでいるのだと思う。



ただ、広島や長崎出身だからといって、みんなが原爆について発言をすべきという
わけではなく、沈黙を守っている人もいる。
それはひとつの見識だろうから、我々も尊重しなければならない。


また、先月末ジミー・ペイジが広島に来て、平和記念公園を訪れたことが報道された
けれど、著名人の来訪も過度に受け取るべきではないと思う。
あまりはしゃがずに、静かに感謝すべきだろう。



しかし、米国側の、原爆投下によって戦争が早期終結し、本土決戦による犠牲者が
少なくなったのだから、我々は正しかった、という意見は、いつ修正されるのだろうか。


この考え方があるから、極右勢力も意固地になって日本の侵略行為を正当化している
のである。
そこを中韓反日勢力に利用され、際限のない謝罪を繰り返すことになるのだ。



私たち普通の日本人は、もはやこの重い出来事をがっちりと受け止める術を知らない。
それでも、少なからぬ人が、心のどこかに一種の後ろめたさを抱いていると思う。
たとえコタツを出す頃には忘れていたとしても。