イスラム国で人質になっている湯川さんが、どうやら殺害されたらしい。
まだ決定的なことが確認されていないので断定はできないけれども、
ほとんどの人は殺されたと見ている。私もそう思う。
で、人質のひとりが亡くなったことに関して、日本の社会が動揺したか
といえば、特にそういうこともない。
国民全員が喪に服す、という状態とはほど遠く、まあ仕方ないよね、と
いうムードである。
気の毒だと思っている人が多いとは思うのだが、遠くで知らない人が
殺された、という他人ごとで終わっている。
実際、他人ごとなのだからしょうがない。我が事のように思えと言われ
ても困るだろう。
もっと多くの人質を殺されている米国や英国はどうなのだろう。
やはり他人ごとのような感じで、社会はほとんど反応していないの
だろうか。
そのあたりの報道がないのが不思議だ。
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テロリストとしては、もっとたくさんの人を動揺させたいだろう。
それが本来のテロ行為だし。
だとしたら、人質も吟味すべきだと思う。
ジャーナリストを殺害したところで、もはや先進国の人はガクガクブルブル
しないのである。
もっと影響力のある人を人質にしなければ効果はない。
で、当たり前だが先進国の要人は、危険な地域には近づかない。
あるいは警備を固めてから現地入りする。
テロリストが人質を得られることは、まずないだろう。
私がテロリストなら、子供を誘拐する。
先進国に乗り込んで、何の罪もない子供をさらってくるのだ。
特に欧州では子供を誘拐するネットワークがあるらしいから、その犯罪
集団と手を組む。
子供を殺されたとしたら、さすがに先進国の社会も沸騰するだろう。
テロリストとは交渉しない、という政府も、膝を屈するのではないか。
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こういう犯罪をどこかで見た。
そうだ、仮面ライダーでショッカーが幼稚園のバスを乗っ取っていた。
さすが、世界征服を企む悪の秘密結社である。
イスラム国の戦闘員は、イーッ! と言わずにアッラーアクバル!
と言う。
まだ改造人間は作っていないが、爆弾男や爆弾女は作っている。
こんなふうに、オタク方向に話を持っていくことは不謹慎かもしれないが、
卑劣な犯罪に対して頭を冷やす効果があるのではないかと思う。