Boaz2014-10-19

NHKスペシャルでやっていた、昔のフィルムに色を付けるやつを見た。
私は、映像自体は面白いと思ったのだが、全体のメッセージには違和感を
おぼえた。


これだったら「映像の世紀」の方がよほどドラマチックだったと思う。
色を付けました、だけじゃなくて、どういう文脈で過去の記録映像を
見せているか、というのが問われるべきなのだろう。


ツイッターを見ると、面白かったという人が多くて、批判的だったのは
私がフォローしている中では北田暁大ぐらいだった。


たぶん、スマホの画面を操作するような演出が私の癇に障ったのだと
思う。そして、それを操作している若い男性がぼんやりとしか映って
おらず、赤の他人が選んだ画像を見させられている気分になったから
ではないかと。


だったら、いっそのこと、本当にスマホで過去の映像に色を付けたものを
見られるようにすればいいのに。
実際にいくつかはスマホで見られるようにしているとは思うが、もっと
膨大なものから選べるようにしたら面白いと思う。
著作権の問題で、そんなことはできないのだろうけど)



番組中に、神田須田町にあった広瀬武夫銅像が、戦後に引き倒される
場面があったが、あれはもったいないことをしたと思う。


上野の西郷隆盛銅像はいまも残っていて、たぶん東京都の人の
認知度はわりと高いと思うが、広瀬武夫はほぼ知らない人ばかりに
なっているのではないだろうか。


左翼が退潮したいま、再び東京に広瀬武夫銅像が建立される機運はある
のかどうか。ネトウヨたちは献金すればいいと思うよ。