Boaz2014-06-04

昨日、四国が梅雨入りして、今日は高知県で大雨が降っている。
松山も雨。クルマの運転がちょっと怖かった。



よく銀行は「晴れた日に傘を差し出し、雨の日に傘を取り上げる」と言われる。
儲かっている会社に融資をして、困っている会社から融資を引き上げることを
皮肉られている。


日本の銀行員は、はたして有能なのか。


私はどうもそう思えない。
というのも、リスクをとった融資ができない仕組になっているからである。
つまり、銀行が絶対に損をしないシステムでお金を貸し出しており、それ以外は
原則やっていないように見える。



日本でもスティーブ・ジョブズのような人を育てよう、というバカみたいな
発言があった。
そもそも、ああいう人は誰かに教育されて素直に従うタイプではない。


また、仮にジョブズのような若者が現れたとしても、日本の金融機関で彼に
投資をするだろうか? 担保がないからダメ、で終わりだろう。


ベンチャー・キャピタルがあるのは知っているが、メガバンクに比べてどの
くらい資金力があるだろうか。
もしメガバンクベンチャー部門を作ったとしても、人を見る目がある銀行員は
ほぼいないと思う。なぜなら、そういう仕事をしていないから。



日銀が金融市場にお金をジャブジャブ流しても、それがうまく使われていない。
要するに、金融機関がどこに融資していいのか判断できないからだ。


だが不思議と金融機関が無能だという声はない。
法人税が高いとか為替レートだとかの外的要因ばかりが理由に挙がる。


もし日本の銀行員が優秀なら、それを証明してほしい。
銀行には大きな社会的責任があるはずだから。