Boaz2014-04-08

朝日新聞とベネッセが共謀して企画した語彙・読解力検定の広告が
載っていた。検定料が1級で6686円(税込)、4級で2880円(税込)だ
そうだ。


漢字検定の例もあり、検定ビジネスは当たれば大儲けできる、と
踏んだのだろう。
もし語彙・読解力検定がヒットしたら、読売新聞も黙ってはいまい。
同じような検定が乱立したら、その検定の権威は揺らぐ。
特許があるのかどうか分からないが、朝日新聞は全力で阻止するだろう。


こういうビジネスは、日本特有のものなのだろうか。
あまり他の国では聞いたことがないのだが。
米国はもっと分かりやすいディプロマ・ミルがある。大学卒業の学位を
お金で売買するやつだ。


日本人は真面目だから、ちゃんと勉強して試験を受けて、あまり意味の
ない検定資格の認定を受けている。
小学生レベルから検定基準をスタートさせているのが商売上手だ。



どうせなら、もっと意味のない検定に全力を出すべきである。
私が前から提案している「ガンダム検定」だ。


試験の種類は2パターン想定できる。
ひとつは総合的な知識を単体の試験で問うもの。
もうひとつは、歴史・科学・ガンプラなどの科目別に分けて、受験者が
自由に選択できるもの。


つまり、ガンダムを1つの科目と見るか、センター試験のように分割
するか、という話である。
後者の方が本格的だが、総合的な順位が出しにくい。


検定のうまみは、検定料もそうだが、参考書が売れることである。
問題集は必ず買うだろうし、模擬試験をやってもいいかもしれない。
行くところまで行けば、試験のコツを教えるガンダム予備校ができて、
カリスマ講師が生まれるかも……


さすがにそれはムリだろうけど、検定が大好きな国民性なのだから、
バンダイあたりが投資してもいいのでは、と思う。