Zガンダム

日曜日に録画しておいた「Zガンダム」の最終回を見た。
映画版とは違って、カミーユがパーになって終わる。


約1年間見続けてきて、面白かったことは面白かったのだが、どうも
不満がある。


まず、シャアの扱いがぞんざいというか、もっと活躍させられたので
はないか、ということだ。地球で演説して正体を明かしたぐらいでは
納得いかない。
この消化不良が「逆襲のシャア」を生むのだろうけど。


次に敵対勢力のあいまいさである。
最初はバスク・オムやジェリドが敵キャラだったのだが、序盤で失速
してしまう。こいつらの存在は何だったのか。


後半になるとシロッコが登場するが、彼がどういういきさつで野望を
抱いたのかという説明がないので、わけがわからなくなる。


さらに、ジオン再興を目論むハマーンが出てくるに至っては、子供の
視聴者は混乱してくるのではなかろうか。


もうひとつ付け加えるなら、レコアの心変わりである。
テレビアニメ版を見る限り、彼女がどうしてシロッコのもとへ去って
いったのかが分からない。
あのキャラクターの意味を教えてほしい。


中盤に登場したアムロやミライなど、ファースト・ガンダムのキャラ
クターは、大人になって傷ついていた。
これも見ていて辛かった。
ただ、ブライトやハヤトのような人がしっかりと大人になっていたの
が救いだった。


私としては「Zガンダム」は失敗作だったと思うのだけれど、最近の
ガンダムなどに比べると、まだ大人が作っているのかな、と感じる。