朝ドラの関係で、NHK BSプレミアムで今日からアニメ「赤毛のアン」の
再放送が始まった。
小学生のときに何となく見ていたが、そのときは印象に残らなかった。
オッサンになってから見ると、さすが高畑勲と宮崎駿のゴールデンコンビ
である。
(Wikipedia によると宮崎駿は15話で「赤毛のアン」を離れ、「カリオストロ
の城」の製作に移ったという)
なにしろ全50話である。
全部放送してくれるのかは分からないが、一年を通して同じ作品を作る
のがなんとも贅沢だ。
第1話は、駅に着いたアンを迎えに来たマシューが、彼女と一緒に馬車で
自宅に戻るまでを描いている。
なんと、まるまる1話かけているのに、アンはまだ家に到着していない。
馬車に乗って喋りっぱなしである。
(正直、見ていてイラッとした)
このペースで、はたして今の視聴者はついてきてくれるのだろうか。
1クールのギュッとつめ込まれた展開に慣れた人は、あまりに話が
進まないので、見るのをやめてしまうかもしれない。
しかし、昔はアニメにしろ人形劇にしろ、たいてい1年は放送していた
ものだ。それを受け止められる能力が、いまの若者に失われていると
したら残念だ。