劇場版 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!

松山では3月8日から公開され、今週末で終了予定。3週間で愛媛県
オタクはだいたい来たということか。観客はレイトショーで15人ほど。
特典は錦織監督が描いた色紙だった。


私はゲームをやっておらず、2011年のテレビアニメ版を見ただけだ。
そのテレビアニメ版が面白かったので、映画も見てみようと思った。


劇場版はテレビアニメ派の私にとっては、満足いく作品だった。
2クールきっちりやってキャラクターを掘り下げ、人間関係を描いた
上での映画化なので、見応えがあった。


正直、テレビアニメ版の楽曲は、私がハロプロに調教されているせいか、
ピンとくるものがなかったけれど、劇場版はわりとよかった。
たぶん私が神前暁の曲が好きだからだろう。


物語もほとんどダレ場がなく、長尺をきちんと見せていた。
長年ハロプロのアイドルを見てきているので、ストレスで太っていく子の
エピソードはアイドルあるあるのひとつだった。
(リアルでもあんなに簡単に痩せてくれたらいいのだが……)


ひとつ惜しかったところがあるとすれば、アリーナでのライブCGだろうか。
ああ、CGだな、というのが分かってしまうのが残念だった。
会場のサイリウムも、本当の光はあんなものではないし、物語を締めくくる
場面としては、もう一工夫あってよかったと思う。


どうでもいい点かもしれないが、合宿所で天海春香矢吹可奈がシュー
クリームをやりとりするあたりのシーンだけ、動きが妙に生々しかった。
人間の動きをそのままなぞったような感じで、あれは何だったんだろうか。


ソーシャルゲームのキャラクターがバックダンサー役で登場していた。
今後、どういう展開になるのか分からないのだが、テレビアニメ版のファン
としては、もう少し彼女たちの活躍をアニメで見てみたい。
錦織監督もその手応えを感じていると思うが、どうだろうか。
2期があればいいのだけれど。