Boaz2014-03-26

アニメ「ウィッチクラフトワークス」が終わった。

高い評価を受けるべき作品だと思う。ブルーレイも売れたらいいのだが、
どうなのだろうか。


原作のマンガを買ってきて、アニメ化されたところまで読んでいた。
この密度の濃い内容を、小ネタまでしっかり拾ってアニメに落とし込んで
いる。その脚本と絵コンテの技術がまず素晴らしい。


そして、原作になくても動いて面白いものは動かし、それが面白い。
当たり前のようだが、バランスをとるのが難しく、やりすぎるとマンガの
味を殺してしまう。水島監督のすごさである。


特筆すべきは、色彩設計である。
魔法の結界を表現した色の細かさとポップさは、まさにアニメならではの
豊かさがあった。
ググると「ビジュアルコーディネート」という役職で辻田邦夫という人が
采配を振るったようだ。「輪るピングドラム」とか「四畳半神話大系」の
仕事もしている。あれも色がよかった。
業界ではとっくに有名な人なのだと思うが、今後も注目したい。


それから、音楽も良かった。
エンディング曲もそうだが、BGMがさりげなくすごい。
この作品はテクノでいく、と決めた人のセンスが抜群である。



さっそく2期を期待したいところだが、原作のストックが尽きている。
最速でも2年は待たなければならないらしい。
どうせなら原作が完結してからアニメ化してもいいんじゃないか、と
思う。私はそれまで生きていれば待ちたい。