封切り10日目とはいえ、三連休の最後のレイトショーで観客は4人。
興行成績はなかなか厳しいのではなかろうか。
この映画はアイドルのミュージカルアニメなので、キャラを楽しめ
ればそれで十分だと思う。
とはいえ、背景美術のリアリティと物語のリアリティの歯車が
噛み合っていない印象がある。
観客の数はそれを証明しているのではなかろうか。
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帰宅したらNHKで偶然 aqours の東京ドーム公演の
ドキュメントをやっていた。
見ていて、映画よりもリアルのライブの方がすごいのではないか、
と感じてしまった。
生身の人間が歌って踊る存在感は、映画のなかのライブシーンを
凌駕しているよう思える。
映画でスペイン広場の階段で踊る場面があるけれど、どうしても
スカスカして見える。広い場所に9人がいても間が持たないと
いうか、空間が広すぎる印象がある。
おそらく冒頭の沼津の名所をめぐるミュージカルシーンも
そう思ったから、ものすごい数のバックダンサーを足したの
だろう。
アニメのCGはまだ発展途上ということか。
「マクロスF」の劇場版のライブシーンが、いまのところ
最高水準ではないかと思う。
グループの歌とダンスをCGアニメで表現するのは、かなり
お金と時間をかけないといけないのだろう。
これはテレビ放送のアニメでは無理なので、劇場版でやる
しかない。
次のラブライブに期待しよう。