Boaz2013-08-30

昨日の「修業論」で書き忘れたこと。


内田樹は、合気道の組手をしばしばキマイラに例える。
二人の人間が、技をかける側と受ける側に分かれているのではなく、
頭が2つ手が4つ足が4本の複素的な生き物が運動していると考える
べきだ、と。


私は合気道をやったことがないので、そういうものか、としか
想像できないのだが、もうひとつの運動も同じことが言えるの
ではないかと考えた。
セックスである。


男女ふたり(べつに同性でもいいが)が、ひとつのキマイラとなり
快楽を求めて運動する、と例えられるのではなかろうか。
拡大解釈すれば、3Pも4Pもいけるのではないか、と。


以前読んだ「ビッチの触り方」には、これまでにセックスした男で
最もうまいのはどんな人か、という話が載っており、彼女によると
道家などの格闘技選手は、相手の呼吸を読むことを常にやって
いるから、ベッドでもよかった、と語っていた。


ということは、合気道の有段者ともなれば、ものすごいことになるの
ではないか。
下世話ながら、ついそんなことを考えてしまった。