Boaz2013-07-29

日経ビジネスオンラインに「東京大空襲なんて初めて知りました」
という記事が載っていた。
インタビューイは『137億年の物語』の著者クリストファー・ロイド
という英国人だった。
(どうでもいいが、クリストファー・ロイドといえば、「バック・トゥ
・ザ・フューチャー」でドクを演じた役者だろう)


この人はケンブリッジ大学で中世史の学位をとっているらしいが、
その学歴で東京大空襲を知らないというのに驚いた。


まあ、普通は世界中のあらゆる空襲を把握できないだろうから、異国の
空襲なんて知らなくて当然なのだけれども。
私も、カート・ヴォネガットの小説を読むまでは、ドレスデンの大空襲
を知らなかった。たぶん、日本人で知っている人は多くないだろう。


また、英国人は学校でアヘン戦争について学ばない、とも言っており、
これはどこかで薄っすらと聞いたことがあった。
中国人はもっとこのことに怒るべきではないだろうか。


この伝でいくと、欧米の戦勝国は自国の過去について、いいとこだけを
教えているようである。
また、中国・韓国・北朝鮮はとにかく日本を悪者にしておけばいい、と
いう歴史だ。


自然科学のように、世界のどこでも同じことが教えられるわけではない
ので、歴史の解釈のずれは様々だろうけれど、もう少しバランスがとれ
ないものか、とは思う。


そういや、日本の教科書に東京大空襲は載ってると思うけど、ヘンリー・
アーノルドや、カーティス・ルメイの名前は書いてあるんだろうか?