Boaz2013-07-28

何日か前の朝日新聞に、東京オリンピック誘致の再考を促す
記事があった。


それによると、2020年の開会式は7月24日を想定しており、
国際オリンピック委員会IOC)はオリンピックの開催期間を
7月15日から8月31日の間に行うよう立候補都市に求めている
のだそうだ。


なぜその期間かというと、それ以降になると欧米の人気プロ
スポーツのテレビ中継と競合するからだそうだ。
要するにテレビ放映権を買い叩かれるわけにはいかないの
だろう。


だが、この時期の東京は、人が死ぬほど暑い。
たぶん2020年も暑いと予想される。
屋内競技場はともかく、炎天下の東京で運動をすれば、いかに
アスリートといえども疲労困憊するだろう。記録も良くないと
思う。


そんなことは考えている、競技を夜に行えばいいのだ、と招致
委員会は言うだろう。
それで日程を消化できるのか、私は疑問がある。


1964年の東京オリンピックは10月10日が開会式だった。
昔の体育の日はそれを記念した休日だった。
おそらく当時のIOCは、まだまともな人が運営していたのだろう。
真夏の東京でオリンピック? 頭がおかしいんじゃないかね、と
一蹴するに違いない。


金儲けのためだったら、現場の人間に多少無理をさせてもいいだろう、
という人たちが、いわゆるグローバリストさんなのでしょうね。