Boaz2014-03-20

日経ビジネスオンラインユニクロの柳井社長の講演が掲載されて
いた。立派な提灯記事で、半笑いで読むしかなかった。
よほど広告料をもらっているのだろう。


そのなかで、柳井社長は

トップダウンではなくてボトムアップ。底からわき上がるような会社にしたい。
販売員が、会社の中心になってやっていけるようにならないといけない。

と言っている。
ボトムアップしろ、とトップダウンで命令しているのだが、本人は
その矛盾にお気づきになっていないようだ。


そして、パート、アルバイトを正社員にする、とぶち上げている。
ユニクロブラック企業だ、という評判が響いたのだろうか。
だが、社員に求める要求は現在以上に高くなりそうで、暗記しなければ
ならないマニュアルはますます分厚くなっていくのだろう。


さらに

目指すのは、最高の店です。日本ではスクラップ・アンド・ビルドを加速させます。
50店舗作って50店舗閉める。ほかにもダメな店は全部閉める。

とある。
はたして雇用は安定するのだろうか。
一度、ダメな店の烙印を押された店長は、どんな過酷な研修が待って
いるのか、考えるだけで恐ろしい。


恐ろしいといえば

全社員にお願いがあります。

 まずは笑顔で。「わっはっはっは」と笑ってみてください。販売員は毎日
笑う訓練をしないといけませんし、笑えない人は販売員にはなれません。

と言っていることだ。
人はそんなに簡単に感情をコントロールできるのだろうか。
おそらく柳井社長はそう思っているのだろう。
ユニクロの社員がどんな顔で笑っているのか、ちょっと見てみたい。