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アニメ「好きっていいなよ。」を見ていると、少女マンガでの今どきの
理想の男性キャラクターというのが分かって面白い。

オッサンから見ると、こんなのありえねーよ、と思うのだが、それは
男性向けハーレムアニメの女性キャラに対して、そっくり同じ言葉が
跳ね返ってくるだろう。

ということは、オタクの男女はそれぞれ理想の二次元キャラの方を
向いて萌えており、お互いが背中を向けているわけだ。

まあ、実際はオタクでもリア充の人はいるだろうし、二次元と現実を
分離して生活している人がほとんどだろうから、童貞をこじらせたよ
うな深刻なことになっているケースは多くないと信じたい。

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なぜこんなことを書くかというと、今日の朝日新聞で鹿島茂が、最近の
若者が恋愛しないのは「面倒くさい」からだ、ということを言っており、
確かにそのとおりだな、と思ったからである。

現代の日本の男女交際は、オシャレをして食事をして、会話が盛り上がっ
たら次の段階へ、というプロトコルがある。
もう、オシャレの段階から面倒くさい。

先進国だと、恋愛しなくても楽しいことはたくさんあるわけで、若者が
悪いのではなく、そういう社会を作った大人が悪い。

それに、恋愛→結婚というルートは比較的新しいものだ。
むしろ見合い→結婚というルートの方が面倒くさくなくていいのでは
ないかと思う。昔の方が合理的だったのかもしれない。

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ただ、他人から見たら面倒くさいことも、本人にとっては面白いものも
多いだろう。プラモデルとか釣りとかクルマとか、興味のない人にとって
は、なんであんなことを、と思うかもしれないが、やっている人は充実
している。

恋愛というのも、そういう趣味のひとつだと考えた方がいいかもしれない。