- 作者: 若木民喜
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/07/11
- メディア: コミック
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マンガである。
サンデー連載中から楽しみにしていたが、待望の単行本が出た。
あらためて読んでみると、やはり面白かった。
ところで、ギャルゲーをやる人は当然エロゲーもやっていると思われ
るが、自分の中での棲み分けはどうなっているんだろうか?
恋愛は恋愛、セックスはセックスで分離しているのか、それとも泣け
るか泣けないかという内容で分けているのか、私にはよくわからない。
少年誌に連載しているから、エロゲーはご法度なんだろうけど、主人
公の少年は自分の性欲をどう処理しているのか気になる。
このような甘酸っぱい恋愛を極端に肥大化させてゲームにしている文
化を持っているのは、もしかして日本だけなのかも気になる。
韓国や台湾の若者も楽しんでいるような気がするが、確認したわけで
はない。
このマンガを読むと、ギャルゲーでは見た目がキャラを決定づけてい
るらしい。まあ二次元の世界なんだから、絵が全てだろうとは思うが、
ティーンエイジャー向けの女性誌を見ると、現実の世界でも自分のキ
ャラ付けのあれこれをアドバイスしているようだし、リアルとゲーム
の境界線があいまいになってきているのかもしれない。
そうなると、ファッション(あるいはキャラクター)と自意識のズレは
どうやって処理すればいいのか、という問題が出てくるのだが、すで
にツンデレという答がひとつ出ている。
もっとも、こういう萌えの問題ではなく、心の闇の話になってくると
私の手には負えないから、このへんでやめよう。