ケンコバの女性嫌悪を勝手に解釈してみた

先日の「アメトーーク!」“女の子苦手芸人”がどうも引っかかって
いて、ケンコバの心理を勝手に読みといてみた。


まず、放送で彼がどういう発言をしたかをピックアップしてみる。

・女というのは醜い生き物である
・幼稚園のとき女子に無視されたことがある
・恋愛中も喧嘩をすると無視する→女は卑怯な生き物である


・別れて数日後に、もう違う男と付き合っているのを目撃した。
 そのとき、サイテーという目で見られた(ストーカー扱い?)。
・元カノの話はちょっと泣けるいい話が多いが、元カレの話は悪口しか
 聞いたことがない。
・自分から告白やプロポーズはできない。なぜなら嘘をつけないから。
 結婚するときは、できちゃった結婚で責任をとるときしかない。


・女が下ネタを嫌うのは後ろめたいから。
・風俗嬢にはいい子が多い。男と女が傷つけあっている世の中で、
 彼女たちは男を癒してくれている。風俗嬢から税金をとらないでほしい。


・2011年、これではいけないと思って合コンに参加し、気に入った子と食事をした。
 しかし、4人連続で彼氏がいることが分かった。
 彼氏がいるなら、食事に来ないでほしい。
(男女の友情は成立しないのではないか、という話をしかけるも自ら
 フェイドアウト)


・他の男に乗り換えられたとき、傷ついて部屋で丸くなった。
・(理想の女性は)自分のことを好きでい続けてくれる人。なおかつ
 軽い気持ちで「好き」という言葉を言わない人。

長々と引用して申し訳ない。
ここまで読んでくれた人はわずかだと思うが、私の推理を聞いてほしい。


ケンコバはおそらく何人かと付き合ったが、自分から別れを切り出した
ことはないのではないか、と思われる。
彼の恋愛は、いつも女の急な心変わりで終わっている。


そのときケンコバは、自分の何が悪かったのかを考えたはずである。
何か気に障ることをしたのか、セックスが下手だったのか、一緒にいる
時間が短かったのか……
しかし、決定的な理由はない。自分を棄てた女に訊いても、その理由は
納得できないものに違いない。


じゃあ、あれだけ「好き好き」言ってたのは何だったんだ? 
なぜ別れて数日後にもう男を見つけているのだ? 
女というものは信用できない、という結論に達するはずである。


この不信感が心に刻まれると、もう自分から恋愛のゲームを仕掛ける
ことはできなくなる。傷つきたくないし、いつ棄てられるか分からな
いからだ。
(だから理想の彼女は、ずっと自分を好きでいてくれる人、になる)


そうすると、いわゆる肉食系女子ケンコバに近づいて、つまみ食い
して棄てる→ますます女性不信が強まる、という悪循環になる。


だったらもう心なんか要らない。風俗嬢の方がよっぽど優しいじゃ
ないか、となるのは自然の流れだ。
自分を棄てるような女とセックスするぐらいなら、TENGAの方がいい、
というのも当然だろう。


世界一発達した日本の性産業において、傷つけられた男が、絶対に
自分を棄てない女を求めるとき、そこには『赤ちゃんプレイ』という
ものが存在する。
ケンコバが企画した“Baby don't cry”は「アメトーーク!」DVDに
収録されているはずである。


彼が求めているのは、絶対に自分を裏切らない母性である。
だが、若い女性にその隠された欲望を打ち明けても、うわっキモッ、と
ドン引きされるのが分かっている。
そもそも女を信じられないのだから、心を開くこともできないだろう。


ケンコバは、誰かを愛するということを諦めているのではなかろうか。
なぜなら自分が女を信じられないから。
この暗黒面に堕ちたことを自覚すると、人生はぼんやりとしたものに
なる。
私はケンコバに深く同情する。