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「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」を見た。
ハーレムものとして悪くないアニメだったので来週も楽しみだ。

なぜ私はハーレムものが好きなのか？　
誰かに必要とされている承認願望を擬似的に満たされるからである。

現実に何人もの女に本気で好きになられると、ものすごく面倒臭い
ことになるだろう。普通の男なら精神的に参ってしまうと思う。
大人は誰かひとりを選ばなくてはならないし、選んだほうが長期的
には楽なのだ。

が、アニメやラノベは現実ではないから、いくらでもモラトリアムを
続けることができる。
しかもセックスは自粛されているから、主人公の男は人間を超越し
た自制心があるか、鈍感という設定になっている。

エロゲーはセックスの部分が開放されているから、物語は必然的に
人間のダークな部分に踏み込まざるをえないのではなかろうか。
あるいは、別の時間軸を設定しないとうまくまとまらないので、
いわゆるループものが発達したのだと思われる。

話をアニメやラノベのハーレムものに戻すと、ハーレムもののキモ
は嫉妬であると言えよう。
美少女に嫉妬される快感をバーチャルで味わうために、私はハーレム
ものを見ているのだ。

そして当たり前だが、美少女たちは他の男を好きになることがない。
ということは、読者は彼女たちに嫉妬することはないのである。
（物語の都合でそうなることはあるが、あとで勘違いとわかる）

こんな気持ちのいい世界にいたら、いったい誰がリアルな女性を
探そうと思うだろうか？