山下達郎のニューアルバム“Ray Of Hope”が発売されて、ヘッドフォン
でじっくり、クルマでがっつり聴いてみました。
バラード中心なので地味なのかな、と思っていましたが、こみあげてくる
力強さがあります。

- アーティスト: 山下達郎
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2011/08/10
- メディア: CD
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特に後者は、震災が起きたので、今まで作っていた楽曲をボツにして、突
貫工事で作ったものを、あとからボーカルとストリングス以外、新しく録音
し直したそうで、楽曲に切迫感がありました。
たしか“アトムの子”も突貫工事で作ったものだそうで、そういうときの
方が勢いが出ていい曲ができるのかもしれません。
なお、初回限定盤についてくるライブ音源には、この“アトムの子”も収録
されており、ドンガラガッシャン感がすごいドラミングです。燃える。
ところで、ネット上の山下達郎のインタビュー記事を読んでいて、ほほう、
と思ったこと。
震災の翌日か次の日に、ある知り合いから電話がかかってきて、14日に福島
原発が爆発するから東京から逃げた方がいい、という。
情報ソースも信頼できそうなところだったのだけれど、結局それはデマだっ
た、とのこと。
私が、ほほう、と思ったのは、こういう情報網がある一定の階層にはある、
ということが暴露されていることだ。
致命的な危険が迫ったとき、事前に避難できる人とそうでない人がいる。
政治家や官僚、大企業や広告代理店などの役員は助かって、貧乏人はそんな
危険があることすら知らずに死ぬ。
本当にそんな仕組みになっていたんだなぁ、と驚いた。
いまはネット情報から、そういうものが漏れていくのかもしれないけど、
本当に秘匿情報だったとしたらどうなんだろう。
まあ、私は松山に住んでいるからどのみち関係ないのだけれど。