Boaz2011-08-14

山下達郎のニューアルバム“Ray Of Hope”が発売されて、ヘッドフォン
でじっくり、クルマでがっつり聴いてみました。
バラード中心なので地味なのかな、と思っていましたが、こみあげてくる
力強さがあります。

Ray Of Hope (初回限定盤)

Ray Of Hope (初回限定盤)

私は“Never Grow Old”と“My Morning Prayer”が好きです。
特に後者は、震災が起きたので、今まで作っていた楽曲をボツにして、突
貫工事で作ったものを、あとからボーカルとストリングス以外、新しく録音
し直したそうで、楽曲に切迫感がありました。


たしか“アトムの子”も突貫工事で作ったものだそうで、そういうときの
方が勢いが出ていい曲ができるのかもしれません。
なお、初回限定盤についてくるライブ音源には、この“アトムの子”も収録
されており、ドンガラガッシャン感がすごいドラミングです。燃える。


ところで、ネット上の山下達郎のインタビュー記事を読んでいて、ほほう、
と思ったこと。


震災の翌日か次の日に、ある知り合いから電話がかかってきて、14日に福島
原発が爆発するから東京から逃げた方がいい、という。
情報ソースも信頼できそうなところだったのだけれど、結局それはデマだっ
た、とのこと。


私が、ほほう、と思ったのは、こういう情報網がある一定の階層にはある、
ということが暴露されていることだ。


致命的な危険が迫ったとき、事前に避難できる人とそうでない人がいる。
政治家や官僚、大企業や広告代理店などの役員は助かって、貧乏人はそんな
危険があることすら知らずに死ぬ。


本当にそんな仕組みになっていたんだなぁ、と驚いた。


いまはネット情報から、そういうものが漏れていくのかもしれないけど、
本当に秘匿情報だったとしたらどうなんだろう。


まあ、私は松山に住んでいるからどのみち関係ないのだけれど。