Boaz2016-03-29

松山市民会館で行われた山下達郎のライブを見に行った。
安定の素晴らしさだった。


前回の“Maniac Tour”のときは松山での公演はなかったので、私は倉敷まで
行ったのだった。
なので、地元で見たのは2013年から2年半ぶりになる。


2013年は松山市民会館が耐震化工事のため使えなかったので、やむなくひめぎん
ホールを使ったが、山下達郎は市民会館の方が好きだとのこと。
こういう小さいホールだとごまかしがきかないからいいらしい。


実際、コンサートはごまかしどころか最高のパフォーマンスで、演奏技術の
高さやグルーヴは誰もが認めるところだろう。


この松山公演はちょうど60本目だそうで、残り4本で千秋楽とのこと。
そのせいか、かなりこなれたステージになっていたような気がする。
最初の方と比べていないから分からないけれど。


私はNHKホールや中野サンプラザのライブに行ったこともあり、その時は
ちょっとピリピリする感じがあったけれど、松山の場合は温泉に浸かったような
マイルドな雰囲気だった。
コンサートの半分は観客が作る、という言葉があるが、客層のゆるさも反映されて
いたのだと思う。


といっても、今夜はなぜか客席からステージに声をかける人が妙に多くて、
山下達郎も、いつもの松山じゃない感じ、と言っていた。


ちなみに山下達郎ちばてつやの「紫電改のタカ」というマンガが好きで、
初めて松山空港に来たときは、マンガに出てくる場所に興奮した、と語って
いた。
(が、客の反応は今ひとつだった)


アンコールを含めてがっつり3時間半、充実のライブを堪能できて本当によかった。
今回は初めて隣の人からクラッカーをいただき鳴らすことができた。
ありがたいことです。