見えない配慮

どうでもいい話です。


スーパーなどでは、女性の生理用品を買ったときに、普通のレジ袋ではなく、茶色い紙袋に入れて
中味を分からなくする配慮をしている。
たぶん日本ならではの細かい心遣いだと思うが、すでに紙袋に入れている時点で、中味が何かだい
たいわかってしまうので、あまり意味がない。


かといって、そのままレジ袋に入れるのもどうか、と思われる例を目撃した。
妙齢の女性がスーパーで買い物をして帰っているのを、後ろから自転車で追い越したとき、偶然
彼女のレジ袋が目に入った。


レジ袋の外側からでもはっきり分かるように、黄色い箱に入ったボラギノールが見えた。
‥‥それは隠しておこうよ、と思ったのだが、痔の薬は別に恥ずかしくはないのだろうか? 


そういえば、ブックカバーをするのも日本独特の慣習なのだろうか? 外国の本屋で、いちいち
ペーパーバックの外側に紙でカバーをつけたりしないだろう。
あれも、外から何を読んでいるのか分からないようにするための配慮なのか。


だとしたら、日本人はかなり他人の視線を意識しているように思える。
本なんて何を読んでいようが他人には関係ないはずだが、気になる人が大勢いるのだろう。


もしかしたら、電車の中で読書をする人の率が世界一高いのも日本かもしれない。
誰か調べてくれないだろうか。