カップ焼きそば

今日の晩飯は、マルちゃんのカップ焼きそばだった。
マルちゃんといえば、メキシコではカップ麺の代名詞になっており、他のメーカーのカップ麺も
“マルちゃん”と呼ばれているそうだ。


そのカップ焼きそばを作ろうと外側のフィルムをむいたとき、やたらと注意書きが多いので驚い
た。親切に、どうやって作るのかを図も入れて書いているのだが、アホに説明しているような感
じもする。


例えば、フタを開けると袋が3つ入っているから、まずそれを取り出す、とある。
たしかに袋の数が書いてあると、ちゃんと全部とり出しているかがすぐ分かって便利だ。
次に、お湯を入れて3分間待ち、湯切り口をはがしてお湯を捨てる作業をしなければならない。


ここの説明も、くどいほど丁寧に書いてある。
わざわざ、湯切りをするときにどこを持てばいいか、★マークで印をつけているぐらいだ。
あとはソースやふりかけをかけて混ぜれば食べられる。めでたしめでたしである。


普通の知能の人ならば、カップ焼きそばごとき、一度作り方を覚えれば、二度目からは説明なん
か読まなくても、よほど特殊な製品でない限りうまくできるはずだ。


ということは、今日食べたソース焼きそばは、初めて作る人のために説明してあるか、知能に問
題のある人向けに作られたものだ、と考えられる。


もしかしたら東洋水産には深謀遠慮があって、これから増えていく外国人労働者やあまり知能の
高くない人々が、正しくカップ焼きそばを作ることができるように表示しているのかもしれない。
まあ、外国人労働者だって一度作れば二度目からは何も見ずに作れるだろうけど。


お湯を入れたらできるラーメンやうどんと違って、焼きそばは一度お湯を捨てなければならない。
ここでヤケドなどされて訴訟を起こされたら大変なことになるので、ばか丁寧に図解してあるの
かなぁ、とも思う。


格差が広がり、このようなインスタント食品の売れ行きは伸びているのだろうか。
それはそれで、ちょっと悲しい気がする。