たまたまテレビを見ていたら、NHKで「東京カワイイＴＶ」という番組をやっていた。
新番組のパイロット版らしいのだが、東京にあるカワイイものを紹介していく内容で、
今回はクリスタルガラスのデコレーションを採りあげていた。
最近、若い女性の間では、携帯電話や鏡などの身の回りのものに、ビーズやクリスタ
ルガラスをたくさんちりばめて装飾することが流行っているらしい。
原宿には、客の注文を受けてデコレーションする専門店もあるという。
オッサンから見れば鬱陶しいことこの上ないのだが、キラキラに飾りつけた携帯電話
は、デコ電（DECO-DEN）の名前とともに有名になっており、パリス・ヒルトンも愛用
しているのだそうだ。
小さなクリスタルガラスの粒を一つづつ貼り付ける作業を見ていて、何かに似ている
と思ったら、これは男がプラモデルを作るときの仕草にそっくりだった。
つまり、デコレーションは女子による模型作りではないか、と推測できる。
当たり前だが、プラモデルやフィギュアを作る女性はほとんどいない。
では、女性が細かい作業が嫌いかといえば、昔から刺繍や手織物などをやっているの
だから違うだろう。
ひと昔前なら、和裁・洋裁などで女性のクリエイト魂は満たされていたはずだが、そ
ういう習慣もなくなってしまった。
21世紀の日本では、あくまでも“カワイイ”ものでなければ、女性のハートをつかめ
ないのだろう。
携帯電話やゲーム機のような大量生産された工業製品を、様々なパーツを組み合わせ
たもので装飾し、自分だけのオリジナルなものを作るという意味では、模型作りと同
じなのではないかと思う。
ということは、キラキラの装飾をつけたガンダムだってアリなわけで、もしかしたら
すでに誰かが作っているかもしれない。
ハローキティとモビルスーツのコラボだって考えられる。
私が思いつくぐらいだから、きっとすでに製作されているに違いない。
ただ、女性の興味は、あくまでも自分が日常的に使うものに限られている。
ノートパソコンや電子辞書はキラキラさせても、プラモデルなんかには目もくれない
だろう。
ま、そこを振り向かせるのが商売だと思うが、デコレーション・モビルスーツ（略し
てデコモビ）は意外と面白いかもしれない。
バンダイが発売したら話題になったりして。
本文と写真はまったく関係ありません
（ ＾▽＾）＜スクリーンが二つあるゲーム機にウサギのデコレーションしてるよ！
