会社の人と昼飯を食っていると、その人がブログを書いていることが分かった。
その場では、ほう、そうですか、という薄いリアクションしかとらなかったが、話していた内容を
キーワードに検索すると、あっさりとヒットした。
読んでみると、間違いなくその人のブログだ。
日記にはいろんなことが書いてあり、ちょっと意外な一面も見ることができた。
問題は、会社でその人に会ったときにどうすべきか、ということだ。
1.ブログ読みましたよ、と言う
2.黙っておく
という選択肢があると思うが、私は後者の「黙っておく」にしたいと思う。
というのも、コミュニケーション能力のある人なら、
「あ、ブログやってんだ。俺もやってるからアドレス教えてくんない？」
みたいなことがさらっと言えるが、私はとてもじゃないがそんなフレンドリーな会話ができないか
らだ。
ブログの匿名性は高い方がいいのか、低い方がいいのか分からないけれど、私は基本的に匿名性が
高い方が書きやすいのではないかと思う。
以前、私の官能小説の好みについて赤裸々に語ったことがあり、それを「さぬきみちるちる」という
ブログで採りあげてもらったことがあった。
こういうのは、覆面をしつつ素っ裸になるようなもので、恥ずかしいけれど他人に正体がバレなけ
れば大丈夫、という感覚がある。
なので、誰か知り合いに「あのブログ、読みましたよ」と言われたら、ちょっと困る。
書いてしまったものはしょうがないので、自分が悪いのだけれど。
私は親しい友だちにはこのブログのことを知らせているが、会社の同僚とかにはブログを書いてい
ることさえ言っていない。
別に人の悪口を書くわけではないし、誰も読んでいないからバレてもかまわないのだけれど、なん
となく秘密にしておきたいのだ。
同好の士が集まるオフ会でも、たぶん本人の詳しいプロフィールは聞かないのがマナーだろう。
ネットのつながりは、そういう匿名性を担保に成り立っている部分があるような気がする。
本文と写真はまったく関係ありません
从*・ 。.・)＜ナイショでブログ書いてます♪ ウソです（はぁと）
