緑茶・紅茶・コーヒーの消費量

全国の県庁所在地・政令指定都市別の飲料消費量を見てみる(04〜06年の家計調査の平均値)。
まず緑茶。
上位10都市は以下のとおり。

順位 都市名 数量(g)
1 静岡市 2,044
2 京都市 1,764
3 長崎市 1,485
4 徳島市 1,448
5 宮崎市 1,442
6 松江市 1,426
7 津市 1,423
8 大阪市 1,419
9 北九州市 1,410
10 大津市 1,352


静岡の圧勝である。当たり前すぎてつまらない。
2位の京都も宇治のお茶が有名だ。八女茶で有名な福岡県は、北九州市が9位に入っている。
分からないのは長崎市だ。ここはお茶どころだっけ? 


ググると、そのぎ茶というのがヒットしたけど、それほど有名ではなさそうだ。
茶葉の生産量2位は鹿児島県で、3位は三重県だそうだから、津市が7位に入っているのはうなずける。


下位10都市は次のとおり。

順位 都市名 数量(g)
40 福島市 816
41 松山市 801
42 甲府市 782
43 大分市 762
44 山形市 754
45 岡山市 721
46 鳥取市 601
47 高松市 601
48 那覇市 524
49 高知市 460


わが松山市は下から9番目だった。そんなにお茶を飲んでいないのか。
全国平均が1104gなので、確かに少ない。お隣の県の高松市はもっと少なく601gと下から三番目、
高知市は460gと全国最下位だ。四国は総じて緑茶を飲まないらしい。
なのに、徳島市だけが全国4位と健闘しているのが不思議だ。理由が分からない。


紅茶の消費量はどうだろうか。
上位10都市は次のとおり。

順位 都市名 数量(g)
1 神戸市 585
2 さいたま市 443
3 横浜市 406
4 川崎市 406
5 松江市 396
6 京都市 388
7 名古屋市 383
8 奈良市 352
9 福岡市 347
10 東京区部 342


神戸がトップだった。お洒落なイメージがあるが、ランキングを見ると、所得が高い世帯が多い
地域は紅茶を飲んでいるような気がする。すべて大都市か大都市近郊の街である。


下位10都市は次のとおり。

順位 都市名 数量(g)
40 鹿児島市 217
41 福井市 210
42 津市 206
43 金沢市 202
44 秋田市 201
45 熊本市 197
46 長崎市 175
47 北九州市 170
48 静岡市 165
49 松山市 147


がーん、松山市は最下位だ。どんだけ紅茶を飲まないんだ。
私はトワイニングプリンス・オブ・ウェールズが好きなのだが、松山ではなかなか売ってない。
これを見ると納得である。


静岡・北九州・津・鹿児島が入っているということは、緑茶の生産が盛んなところは、基本的に
紅茶を飲まないのかもしれない。
ちなみに全国平均は252gだった。


ひょっとして洋菓子の消費量と紅茶の消費量は何か関係があるかと思って調べたのだが、そういう
ことはなかった。


最後はコーヒーの消費量である。これは豆も缶コーヒーも一緒になっているのか、よく分からない。
まず上位10都市は次のとおり。

順位 都市名 数量(g)
1 鳥取市 3,219
2 松江市 2,746
3 京都市 2,697
4 奈良市 2,692
5 山口市 2,667
6 広島市 2,595
7 金沢市 2,585
8 青森市 2,558
9 さいたま市 2,558
10 盛岡市 2,538


鳥取市ってなんでこんなにコーヒーを飲むんだろう。すごく意外だ。
2位の松江市も同様に意外だった。中国地方の日本海側では、なにかコーヒー祭り的なものが催されて
いるのだろうか? 


下位10都市は以下のとおり。

順位 都市名 数量(g)
40 長野市 1,821
41 北九州市 1,811
42 名古屋市 1,800
43 川崎市 1,795
44 甲府市 1,711
45 宮崎市 1,671
46 鹿児島市 1,541
47 福井市 1,497
48 静岡市 1,400
49 長崎市 1,359


やはり緑茶を飲むところはコーヒーを飲まないようである。
不思議なのは、喫茶店王国である名古屋市が下位に入っていることだ。
茶店には入るが、コーヒーはあまり飲まないのだろうか。
全国平均は2017gである。松山市は22位で2290gの消費量だった。フツーだな。


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ル*’-’リ<みどり茶は飲めないんですぅ
川*^∇^)||<紅茶にはシュガー入れるんです♪