炭酸飲料の年間消費量

毎度おなじみ総務省の家計調査による統計である。
今回は炭酸飲料の消費量トップ10を紹介したい。


まず上位10都市は以下の通り。

順位 都市名 金額(円)
1 札幌市 3,638
2 青森市 3,483
3 那覇市 3,385
4 山形市 3,246
5 宇都宮市 3,079
6 熊本市 3,004
7 山口市 2,879
8 仙台市 2,813
9 前橋市 2,733
10 徳島市 2,706


意外や札幌市が1位だった。全国平均が2467円なので、ざっと1.5倍である。
炭酸飲料といえばコーラだが、札幌の人はよくコーラを飲んでいるのだろうか。
そういえば、北海道にはガラナという独特の味の炭酸飲料があって、飲んでみると
美味しかった。


独特の味のコーラといえば、沖縄県の「A&W」で売っているルートビアである。
那覇市は堂々の3位にランクインしている。
やはり独自の炭酸飲料がある地域は消費量も多いのだろうか? 


そうすると、青森市の2位はいったい何が原因なのかがよく分からない。
もしかしたら、青森市だけで愛飲されている炭酸飲料があるのかもしれない。


次に下位10都市は以下の通り

順位 都市名 金額(円)
40 大分市 1,855
41 宮崎市 1,854
42 津市 1,853
43 奈良市 1,845
44 高知市 1,830
45 福岡市 1,734
46 和歌山市 1,722
47 神戸市 1,710
48 長野市 1,627
49 鹿児島市 1,621


最下位は鹿児島市だった。
炭酸飲料よりお茶を飲んでいるのか、と思って調べてみたが、緑茶の数量ベースでは全国36位、
金額ベースだと6位だった。微妙だなぁ。


お茶ではないとすると、何を飲んでいるのだろうか。水か。
下位の都市は豊富なミネラルウォーターが湧いている地域が多いような気がする。
南アルプス天然水」や「六甲のおいしい水」はそれぞれ長野と兵庫ではなかったっけ。


ここからはオッサンの愚痴になるが、最近の子供は炭酸飲料を飲みすぎていると思う。
もう、何かにつけジュースを口にして、すぐに“のどがかわいた”と言う。
脱水症状を恐れる気持ちは割り引いても、親が安易に与えすぎるのではなかろうか。


ペットボトル症候群というものがあるぐらいである。
健康被害について、もっといろんな発言があっていいと思うのだが、あまり見当たらない。
たぶん飲料メーカーはマスコミの巨大スポンサーだから、炭酸飲料の悪口は許さないのだろう。