洗濯もの

一人暮らしをしている独身サラリーマンは、いつ洗濯をしているのだろうか。
私は洗濯機を持っていなかった時期が長かったので、日曜日にコインランドリーで洗って、乾燥
まで済ませていた。たぶん、安い洗濯機が数台買えるぐらいの金額を費やしたと思う。


洗濯機を買ってからも、基本的には週末に洗濯をしていた。
二階の部屋だったので、夜中に動かすと一階の人に悪いし、ズボラだったから溜めていたのだ。
ただ、洗ったものはちゃんとたたんでタンスに入れていた。


問題は干すタイミングである。
私は寝るのが何よりも楽しみなので、休みの日は昼まで、可能ならば夕方近くまで寝ていたい。
そうすると、起きてから洗濯しても干すのは日が傾きかけてからになる。
(タイマーは事情があって使用できなかった)


外に干していてもいいのだが、天候によっては部屋の中にロープを張って干さなければならない。
これはなんともいえず侘しい。それどころか、貧乏感が加速するような気がする。


他の人はどうしているのだろうか。
いろんなブログを見ていると、やはり溜め込んだり部屋干しをしている人がいる。
きちんと洗濯している人がほとんどだろうが、私と同類がいるのを確認できるのは心強い。


洗濯というと、やはり主婦がやっているイメージがある。
イタリアの下町で洗濯ものが翻っているような映画のワンシーンを見たような気がするが、ああいう
生活感は大事だと思う。


フェリーニの「道」という映画では、最後に洗濯ものを干す主婦が出てくる。
私はなぜかその場面が頭に浮かび、慟哭するザンパノと一対になっている。
やはり洗濯ものは平和や日常の記号なのだろう。


カリフォルニアでは、あんなに晴天が多いのに、ほとんどの人は乾燥機で乾かしてしまうそうだ。
そういえば、米国の西海岸には、洗濯ものが翻っているイメージはない。


まてよ、てことは米国人が乾燥機を使うのをやめて天日で干せば、かなりエコなんじゃないの? 
眠くなったから、もう寝ます。


本文と写真はまったく関係ありません

从o゚ー゚从<洗濯もの、取り込んでおいたかしら?