ヤンキー

こいつを立ち読みしたわけだが、まあ温い対談本だった。
(しかし、斎藤環Berryz工房を知ってたのには驚いたな)


さて、この本では、わざわざ一章を費やして、ヤンキーについて語っている。
オタクについては、去年の「電車男」のブームもあり、いろんな考察が出てきて
いるが、ヤンキーについては、それほどまとまったものはないらしい。
(やはり、ヤンキーとネットは親和性が低いのだろうか?)


まず、ヤンキーとは何か、と定義すると、
1.とりあえず暴力で人との上下関係を決める
2.バイクやクルマを改造する
3.目立つのが好き
となるだろうか。


ついでにオタクを定義してみると
1.とりあえず知識の量で人との上下関係を決める
2.携帯やPCのソフトをカスタマイズする
3.目立つのが嫌い
となるかな。


精神科医からみると、ヤンキーは親が虐待したりするので、早めに自立する欲求が
高く、ニートや引きこもりになったりはしないらしい。
そして、自立して仕事に就くと、早くから結婚・出産し、ヤンキーの連鎖は続いて
いく、とのことだ。
政府は、いちど全人口におけるヤンキーの割合を調査して、将来どのくらい増加
するか、予測してみてはどうだろうか? 


私はヤンキーが大嫌いだ。
もっとも腹が立つのは、努力して社会的に成功したヤンキーである。
彼らは、一見、更生したいい人のように思われているが、いくら現在ちゃんと
しているからといって、過去がチャラになったわけではない。


負の状態から正の状態に持っていったパワーは認めるが、普通の人が誰にも迷惑を
かけずに社会的に成功した方が偉いに決まっているではないか。
もし、そのことが分かっているなら、自分の過去を否定し、なるべく人前には出ない
ようにするはずである。


それを、かつてヤンキーだったことを利用してメディアに登場するのは何事か。
恥を知れ、恥を! 
若いときに迷惑かけた人全員に謝れ! 


‥‥すいません、興奮してしまいました。
関係ないですが、この「茨城のヤンキー」というサイトは面白かったです。(参照


結局、どんな人でも客商売をしている限り、ヤンキーや元ヤンキーに接触する場面が
あるわけで、なるべくそういう人がいない環境で仕事をしたかったが、今はそういう
ことも言っていられないのである。
辛い。


だが、70〜80年代のような典型的なヤンキーは、さすがに田舎でも少なくなりつつある
ので、一安心だ。
とはいえ、スタイルが変化しているだけで、ヤンキーの DNA は消滅してないと思う。
ジャンボ刈りにした子供を見ると、将来が不安になるのである。


本文と写真はまったく関係ありません

(スカジャン梨華ちゃん