七五調はなぜ気持ちよく響くのか?

昨日見た、小林賢太郎の番組の中で、斎藤孝がゲスト出演していた。
そこで小林が斎藤に「どうして七五調は気持ちいいのか?」という
質問をして、斎藤はうまく答えられなかった。


私も考えてみたが、日本語が母語だから、としか言いようがない。
斎藤孝は、「あいうえお」がそもそも5文字だ、と言っていたが、
五十音は比較的最近できたもので、それ以前は「いろは歌」の方が
一般的だっただろう。


そこで、外国語が母語だが日本語を流暢に話せるようになった人に、
あなたは七五調(五七調)をどう感じるのか、という質問をしてみ
たらどうだろうか。


もし、別に七五調が快感ではないとすると、日本語の運用能力とは
別のところに原因がある。


日本語を学んでから、その音数を非常に意識するようになり、見た
り聞いたりすると、心地よい響きがする、という人がいれば、七五調
と日本語運用能力には何らかの関係性がある、と言えるのではな
かろうか。


そもそも、外国語にも七五調のようなものがあるのか。
詩には形式があるので、韻を踏むなどの約束事で響きの気持ちよさ
を感じていると思うが、音数はどうなのだろう。


きっと言語学ではすでに結論が出ているのかもしれない。


ちなみに、日本人に訴える音階(ヨナ抜き音階)もあるけれど、そ
れと七五調は関連性があるのかどうかも疑問だ。
たぶんないんだろうけど。