耐雪構造

日本海側では記録的な大雪が続いている。
雪かきというのは大変な重労働だが、報酬が出るわけでもなく、褒められることもない。
村上春樹が小説で「文化的雪かき」という表現を使っているが、まさにそういう報われ
なさがピタッとはまる言葉だ。


その大雪で潰された家がある。2人の方が亡くなられた。
雪は100㎡に1m積もったら10tになるという。豪雪地帯は、常に倒壊の危険がある。


私は、マンションの強度偽装問題よりも、雪で倒壊した家の問題の方が大切だと思う。
いまのところ地震で倒壊したマンションはひとつもないが、大雪で倒壊した建物は
いくつかあるからだ。
しかも、震度6以上の地震がある確率と、3m以上の雪が降る確率と、どちらが大きいの
だろうか? 少なくとも、雪は毎年降るはずだ。


そうすると、豪雪地帯の建物は、大雪に耐えられる強度でなければならない。
もちろん、そのような設計になっているとは思うが、現実に倒壊した建物があると
いうことは、古い建物などは強度に限界があるということを証明している。


行政は、そのような建物の補強・改築を進めるべきではなかろうか? 
‥‥なんか、つまんねーことを書いてしまった。