プレジデントFamily

気持ち悪い雑誌ができたものである。
第一特集は「頭のいい子の親の顔 東大生100人の小中学校時代」。
第二特集は「夢を広げる学校選び 総力取材全国500校」。


通読したけど、勝ち組が自分の子供を勝ち組にしようとするためのノウハウが、これでもか
というほど書いてある。
あるいみ清々しい。


これは新興の金持ちが雑誌の購買層になるほど顕在化していることを意味している。
昔からそういう読者はいたんだろうけど、ここまで露骨になったのは世の中が変わった
からだろう。


それにしても、難関大学→一流企業という、人生の価値を一元化した考え方は、いかにも
古いものだが、勝ち組が勝ち組であり続けるためには、それが最も確実なのだろう。
(どうもベンチャー企業を起こす、という選択肢はないようである)


親がこの雑誌を講読しているのを、子供はどう思うのだろうか。
ニコニコしながら学習塾に通うとしたら、かなり不気味なのだが。