メインカルチャーとサブカルチャー

サブカルチャーってのは何だ、というのを考えてみた。
よくわからないけど。


もともとメインカルチャーと呼ばれるものがあるから、「その他」のものとしてサブカル
チャーと言われているわけで、ちょっと差別的なニュアンスがある。
じゃあ、メインとサブを分けるものは何だろう? 


私が思うに、評論家として成立するかどうか、だと思う。
たとえば、クラシック音楽の評論家は世間で認められているけど、アイドル音楽の評論家
は認められていない。


しかし、かつてマイナーなものがメジャーになると、立派に成り立つこともある。
昔はロックの評論家というのはサブカルチャーの代表だったが、いまはどうだろう。
そこそこ通用するのではなかろうか。


おそらく、文化が大衆化して玉石混交のものが大量に出現したことで、とりあえずサブ
カルチャーに分類したものの中から、メインカルチャーに成り上がっていく、という構図
ではなかろうか。


そうすると、マンガってどうだろうと思う。
呉智英とか夏目房之介がマンガを評論してきたわけだけど、いまだにサブカルチャー的な
扱いに見えるのは私のひがみか? 


でもなー、立派になっちゃったら、その分野の成長は止まると思うんだよね。
マンガには、いつまでも猥雑なエネルギーを持っていてほしいものだ。
もう手遅れかもしれないけど。