LINEをやってないし興味もないというのは、典型的な初老のオッサンだろう。
自分はいったいいつから若者文化が分からなくなってしまったのか、と考えるが、
そもそも若いときから若者文化に親近感があったのかといえば、そうでもない。
とはいえ、流行りの音楽を聴いたりして楽しんでいたから、多少は若い感覚が
あったのだろう。
だが、いま「ミュージックステーション」を見ても、ハロプロのアイドル以外
誰だか分からないし、曲もちっとも響かない。
やはり年老いてしまったのだろう。
アニメやマンガはどうか。
これもいまだにたくさん見たり読んだりしており、若い人と話が合うことが
あるかもしれない。
が、中二的全能感が爆発したような作品は、ちょっと引いてしまう。
それはその作品が悪いのではない。もともとのターゲットが思春期の少年で、
彼らが楽しめたらそれでいいのである。
初老のオッサンが楽しめないのが当然なのだ。
では、私のようなオッサンはサブカルチャーから卒業すべきなのか。
建前ではすべきなのだろうが、たぶん私は死ぬまでオタクなのだろう。
そういう老人が増えたら、アニメやマンガはどうなるのだろうか。
いや、もうすでに、主人公は若い設定だが、オッサンが楽しむための作品が
たくさんあるような気がする。