電車男

2週間ぐらい前に、映画「電車男」を見てきました。


一人で。


まわりはカップルばっかりだったので、落ち込みましたけど、
映画は面白かったです。


誰にでも恋愛はできる、というのは嘘でしかないんですが、
この映画では、恋愛に参加できない男が、多くのネットの
書き込みに助けられてハッピーエンドを迎えるというファンタジー
でした。


ただ、映画では同様に恋愛できない男三人組が描かれており、
最後では自分たちも身なりをあらためてがんばってみよう、と
いう姿で終わっていました。
まあ、その後の彼らに救いはないのでしょうが‥‥。


水道の蛇口をひねったら水が出る、というのは先進国で暮らして
いれば当たり前のことですが、そうでない地域もある。
しかし、先進国に暮らしていると、別にそんなことを意識は
しません。


私を含めた恋愛弱者は、この「蛇口をひねれば水が出る」という
世界から隔離されているのです。
そういう階層があるということを、この映画は図らずも明らかにしたのでは
ないでしょうか? 


もっと他人とコミュニケーションをうまくとれる技術を磨かなければ
恋愛なんてできないよ、という話はもっともだと思います。
それは努力で何とかなるものなのか、という疑問はありますけど。


いまだに上水道が完備されてない国があるのはなぜか? 
それは、その国の努力が足りないからなのでしょうか。


すいません。
上水道と恋愛は何の関係もありませんね。