初日のレイトショーで観客は30人ぐらい。
ぬいぐるみ的なものを買っていたガチ勢もいた。
テレビ版を見ていた人なら文句なく楽しめる作品で、ダレ場もなく
面白かった。
ミリタリーおたくではないので、そのあたりのすごさは分からなかった
けれど、娯楽映画として十分楽しめるものでしたよ。
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以下、ちょっと気になったところ。
あの世界では大和級戦艦が4隻もあるが、建造費用はどうやって集めた
のだろうか? 民間では調達できない金額だと思うのだけれど、ということは
すごく税金が高いのかな。
洋上の巨大設備を占拠した犯罪者たちがチンピラみたいなショボさだったのは、
あくまでも戦いの相手は人ではなく戦艦とか要塞、ということだったのだろう。
悪役がまったく描けていないというツッコミがあるかもしれないが、少女たちの
活躍に生々しさは必要ないという判断だと思う。
テレビ版とOVAではセリフが多かった記録係の納沙幸子が、劇場版では
あまり喋っていなかった。
正直、あまりうまい声優ではないのにゴリ押しされていた気がしていた
のでよかった。
テレビ版では武蔵に閉じ込められたまま救出されるのを待っていた艦長の
もかちゃんが、劇場版ではキレッキレの頭脳派になって活躍していた。
恐ろしい子。
※追記
晴風が海上要塞に突っ込むあたりで尿意に耐えきれなくなって
席を外しトイレに行った。
それまでは真ん中の席で見ていたのだが、戻るときに視界を
遮ってはいけないと思って、前の方の端っこの席で終盤を見た。
ネットでこの映画の評判を見ると、終盤で作画が怪しくなって
いた、という声がいくつかあった。
私はてっきり斜めからスクリーンを見ていたから変に見えた
のかな、と思っていたのだが、正面から見ても崩れていた
のですね。