劇場版 艦これ

平日のレイトショーで観客は10人ぐらい。
熱心なオタクは初日に来ていたのだろうか。


ゲームはやっておらず、テレビアニメだけ見た私には、凡作だったと
言わざるを得ない。


この映画を作った人は、エヴァンゲリオンが好きだったんだなぁ、
ぐらいしか思うことはない。


そもそも論を言うなら、水上スキーではない方法で表現できなかった
のか、というところがある。
アルペジオ」みたいに、戦艦は戦艦できっちりモデリングして、
擬人化した少女はその甲板に立たせた方がよかったのでは、と思うのだ。


もっとも、それなら擬人化は必要ないわけで、艦娘の絵を使うのなら
水上スキーしかないのか、という気もする。


でも、戦艦の重量感とか、戦うときの迫力は水上スキーで削がれる
わけで、劇場版ではそこを頑張っていたと思うけれど、やはり物足りない。


今年はアニメ・特撮映画の当たり年だったので、この作品はひっそりと
消えてしまうだろう。
それよりも、松山では「この世界の片隅に」が上映されておらず、
どうなっているのかやきもきしている。
来年には見られるだろうか。