父が亡くなって初めて知ったのだが、愛媛県には「みんま」という

風習があった。巳午(みうま)がもともとの意味らしいが、要するに

亡くなった人のために正月飾りをしてお墓の前でお餅を焼いて食べる

のである。

さすがに最近はお墓の前でものを燃やしてはいけないから、あらかじめ

焼いた餅を用意して、分けて食べる。

 

これはその年に亡くなった人がいたら墓前で年末に行う行事なので、

その年かぎりのことである。翌年からはやらない。

こんな不思議な風習がなぜ愛媛県にあるのか、よく分からない。