GODZILLA 怪獣惑星

映画の日だったので見てきた。レイトショーで観客は20人ぐらい。
公開2週目だったらこんなものだろうか。入場記念に小さいゴジラのフィギュアを
もらった。


私はゴジラを全作品見るほど愛しているわけではないので、ただのアニメ好きの
感想になるのだが、普通の面白さだった。
つまり、ひとに強く勧めるほどでもないのだが、つまらなくはない、という感じか。


ただ、何部作になるのかは分からないけれど、来年の5月には第二部が公開される
とのことで、今回はまだ序盤なので全体を見なければ正しい評価はできない。
それを踏まえて、気になったところをネタバレしながら書いていきたい。



一番気になったのは、2万年後の地球に降りてきたとき、翼竜のようなやつに
襲われたことだ。
あれの存在はなぜ事前に確認できなかったのか。


無人の探査機が破壊されたのなら、なおさら慎重に調査をして地球降下作戦を
実行すべきなのでは、と気になってしまった。


なぜ地球降下作戦を急いだのかといえば、主人公がゴジラを倒したがっていて、
それを異星人の神官が利用しているからだ。
そこは見ていてよく分かったけれど、物語のなかで主人公の気持ちが妙に浮いて
いるように思えるのだ。


なぜ主人公が異常にゴジラを憎んでいるかといえば、地球を脱出するときゴジラ
両親を殺されたからだ、という話が入っているからだけど、他の人だってほとんどが
ゴジラの被害者なのだから、主人公だけが息巻いているのはどうなのだろう、と。



あと気になったのは、二種類の異星人が搭乗するのだが、パッと見で地球人との
違いがよく分からない。話が進むにつれてだんだん見分けられるようになって
くるけれど、ちょっと不親切ではなかろうか。


おそらく敢えてそうしているのだろうけど、宇宙戦艦ヤマトガミラス人みたいに
露骨に色分けしていたら分かりやすかったのかも。



引っかかったのはそのあたりで、あとはおおむねスムーズに鑑賞することが
できた。
実写のゴジラとは全く違うアプローチで描いたのはよかったと思うし、続編で
どう話をまとめてくれるのか楽しみだ。