メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人 (光文社新書)
- 作者: 大河原邦男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/08/18
- メディア: 新書
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してくれた。
私もそれを見に行って、ちょっと食い足りないところがあったのだが、本書はそれを補完
してくれた。
日本の中年男性の多くは、大河原メカが魂に刻み込まれていると思うので、本書の図版を
見るだけでも楽しいと思う。
ビジネス書としてはあまり参考にならないと思うが……
↓
それにしても、なぜ日本のロボットアニメは、合体・変形するのだろう?
それは、玩具メーカーがそういうおもちゃを売りたかったからだ。
では、なぜ玩具メーカーは合体や変形にこだわったのだろうか。
これは“鶏が先か卵が先か”という話になるが、当時の子供たちが合体・変形ロボを
欲しがったのか、メーカーがそういう欲望を刺激したのか、よく分からない。
ともかく、日本人はそういうのが大好きだということは事実だろう。
いや、米国人だって日本と業務提携してトランスフォーマーを作ったぐらいだから、
変形するものが好きなのは万国共通なのかもしれない。
↓
あるものからロボットに変形することは、物質に生命を与えることであり、アニメー
ションと本質的には同じである。
なので、オタク心を持った少年は、どこの国でも同じように変形するものが好きに
なるのだろう。
では、合体はどうなのか。
これは外国人にはあまり理解されない分野なのかもしれない。
合体ロボが出てくる作品は、どの国で受け入れられているのか調べたら、面白い
結果が出るかも。